ペレットストーブの炎が暴れるので修理
ペレットストーブの炎の様子がおかしい。
割れたり倒れたり炎が暴れます
どうもペレット投入口から風が吹き込んでいるように思えます。
初期の頃の映像。
炎はまっすぐ、揺れたりしていません。
とりあえずペレットのタンクを掃除してみました。
しかし
いったん燃やしてみましたが
現象は同じです。
横のパネルを開けて内部を確認。
すると・・・
こんなのが中に落ちてました。
なんだこれ
よく内部を見渡すと
軸が出ている部分にすきまがある。
ここから外れた部品のようです。
この筒状のものは
ペレットを搬送するスパイラル状の装置。
タンク内のプレートを外すと見えます。
( 外すときネジが落ちやすいので注意。)
さっきの軸の先端は
このスパイラルの上端というわけです。
らせん状にゆっくり回って
タンクのペレットを上へ上へ運び
燃焼室へ向かう通路に落ちていきます。
つまりこういう状態という訳です。
通常タンクはこんな風に満タンになってますし、フタも密閉されるため室内の空気は燃焼室には入り込みません。
基本的に外気と内気が混ざり合わない構造なのです。
しかしここで穴が空いちゃってたら中に室内の空気が入ってしまいます。
何とか脱落したパーツを再び取り付けなくてはなりません。
というわけで修理しました
スパイラルの内側からネジで留まってたようですが、ネジごと脱落してたのでネジとナットを調達。
ネジはM4の15mm(頭は丸リベットで+ドライバー型)
ナットは外形が7mmになります。
標準はナット1つのようですが、緩みにくいようダブルナットにしてみました。
修理方法は
ネジを内側スパイラル上のネジ穴から挿し入れてパーツに通し、外からナットで仮固定。
あとは7mmメガネレンチでナットを押さえておき、スパイラルのところからドライバーで締めるだけです。
が、
このナット部分がせまくて
とても指2本でナットをつまんだままでは入りません。
うーん・・・と考えました。
指の先に接着ノリを塗ってナットを貼り付け、1本指だけで何とか回してねじ込みました
無事に直って炎も垂直に戻りました。
しかし、そもそもなぜ脱落するかというと
ペレットタンクに粉が貯まる
↓↓↓
スパイラルも粉でギチギチになる
↓↓↓
圧力上昇で壊れやすくなる
ということだと思います。
そこに緩やかな動きとはいえスパイラルの回転振動も加わるので、ネジも緩むのではないかと考えています。
ただ、脱落が生じない設計にできなかったのかなーとも思ってしまいます。
SS-2型のペレットストーブは多かれ少なかれ起こりやすい現象かも知れませんので、シーズン終わりにはスパイラルの周りまでキレイに掃除し、この部分も確認した方がいいですね。
最後に
修理をするに当たってメーカーさんへの情報収集や作業アドバイスを頂戴しましたペレットマン酒田店さんに感謝です
新築、増改築する方はぜひペレットストーブを検討してみて下さい。
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